“ 真の黒髪 ”
“ 真の黒髪 ”
 
 “ 黒髪 ”と聞くと 僕達 日本人は“ 地毛 ”を先ず想像する。
 それは、生まれつき自然と備わっているもので、当たり前のように存在する。
 
 
 “ 黒 ”
 その本当の意味は、
 ブラックホールという言葉があるように、
 全ての色をのみ込んだ色が “ 黒 ” であり、
 
 光すら遮断する“ 真の黒髪 ”は
 ヘアデザインにおいて 全ての色を凌駕する。
 その圧倒的な存在感は ヘアスタイルの全てのディティールを明瞭にし、
 ヘアデザイナーの技量を丸裸にする。
 そして、真の黒髪に覆われた顔は 肌色・質感・パーツ等が
 全て浮き彫りになりだけでなく その“黒”の持つ強さとのコントラストを調和させる
 メイキャップの実力を問われる。
 
 とてつもない強さをもつ“ 暴れ馬 ”のような色。
 技術と力でねじ伏せ操るコトができればこれ以上ないインパクトをヘアデザインにもたらすことができるが、
 出来なければ・・・
 “ 黒 ”の強さにのまれる。
 それが僕の考える “ 真の黒髪 ”
 
 
 
 色染師ナカム こと 中村太輔
 
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