“ 黒髪にご注意 其の1 ” 【 美白効果のウソ? 】

“ 黒髪にご注意 其の1 ”

ナカム的 黒髪連載スタートします。
どぅぞ お気軽にお付き合いください。
(=´∀`)人(´∀`=)


さて、第一話のテーマは・・・

【 美白効果のウソ? 】です。


話を始める前に 1つ予備知識を・・・

【 暗い物に囲まれると、中の物は 本来より明るく見える 】
色彩学では 明度対比 と言いますが、


2つの明るさに 差があるほど顕著に現象が現れます。


コレ実は、
ヘアカラーと肌の関係にも同じコトが言えます。

顔をスッポリ囲っているのが髪。

黒髪をチョイスするコトで肌とのコントラスト(明度差)が付き、
理論的に言えば美白効果が期待出来ると思います!



・・・が、チョッと待った!
ここで、もう一つ予備知識。

『 人は無意識に 明るいものを先に認識してしまう 』
というコトを 覚えていて欲しいとおもいます。

暗いものと 明るいものが隣あったときには
瞬間的に 明るいほうに 意識が働いてしまうということです。

仮に黒髪くらいトーンダウンをして、
肌色とのコントラストが強くなった場合
人(相手) の意識はグッと“ 顔の中 ”に集中します。


それは、
目下のクマ。
シミやフキデモノ、肌のくすみなど・・・できれば(相手に)見えてほしくないモノも意識が顔の中に集中してしまう事で、
より目立つようになってしまいます・・・
ヽ(´o`;



学術的にも、黒髪にするコトで確かに肌色は明るく見えます。
美白効果と言っても間違いはないでしょう。

しかし、
あくまで肌のコンディションが良ければの話。
場合によっては真逆の効果を招きかねない諸刃の刃であるコトも 同時に理解しておく必要があるのではないでしょうか?

そして 言い方を変えれば、
髪を適度に明るくする事は、顔の中のコンプレックスを和らげる効果があるともいえます。






色染師ナカム こと 中村太輔

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