黒髪にご注意 其の3 【 すっぴん 】
少し前の話ですが・・・
きゃりーぱみゅぱみゅの【 常識を変えたら、オドロキが日常に 】の歌詞に
ガツンと衝撃をうけた ナカムです。
つけま に カラコン がもはや日常で、
すっぴんで出歩くコトがこんなにも非日常になると20年前は誰が想像出来たでしょうか?
さて、
3回目になりましたが
今日のテーマは
【 すっぴん 】
ここ近年、地肌ケアブームの流れからか “ ノンシリコン ” とやたら耳にする様になり、
健康な毛髪を育成するコトが一種のブームになっているように思えます。
その流れは時によって 今までしていたヘアカラーをやめ、
全て自分の地毛に戻そう とする動きがある・・・ように感じています。
ナカム的に言えば “ すっぴん ” ですね。
いや、“ 髪すっぴん ” かwwww
言い方を変えれば、
飾る事をやめ “ 素材勝負宣言 ” をするというコト。
また話を脱線させますが、
“ ナゼ FACE MAKE をするのか? ”
答えは様々だと思いますが、
素材の良い所を 最大限引き出し、
あまり見えて欲しくない所を カバーする と言って問題ないかと思います。
そしてそれは、
ヘアカラーでも 同じ事が言えると僕は思います。
黒髪の重々しい雰囲気を柔らかく変化させ、
毛先の軽さ、柔らかさを表現する…。
それだけでない。
顔を囲む色( 髪色 )を変える事で 顔色を良く見せ、
表情すら豊かで柔軟な雰囲気を引き出す事もできるし、
縮毛のクセが気になるヒトはその印象を和らげ、
髪の硬い人は柔らかく、
少ない人はふんわりと・・・。
ホントにそれらを放棄し
“ 素材勝負宣言 ” をするのか?
色染師として一言申しますと。
ヘアカラーは
決して流行り廃りの“ ブーム ” でなく、
“ ただのお洒落 ” でもない。
“ 顔をふちどる額縁の色 ” なのだ。
右へならえで 皆、同じ色の額縁に囲まれてしまったら、
中の絵の 善し悪しで全てが判断されてしまう。
素の肌色、目の形、鼻の高さ、リップライン、骨格、etc…
ヘアカラー&ヘアスタイルは 顔を最大限に輝かす “ 額縁 ” であり、
トータルで見せてこそ、その人らしさなのでないのか?
ブームでもない。
ただのお洒落でもない。
らしさを表現するための手段を放棄する事は、
“ すっぴん ” の顔で街に出歩くのと同じコト。
僕はそう考えます。
色染師ナカム こと 中村太輔
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